部屋が散らかるのは、断捨離できていないから

「人生がときめく片づけの魔法」がミリオンセラーとなった当時、私の周囲はちょっとした断捨離ブームとなりました。職場の友人が断捨離の指南書でもあるこの本を貸してくれましたが、読んだ私の感想は、ほとんどのことを私はもう実行済みということ。もともと物が少なかった上に、引越しで不用品を処分したばかりだったので、断捨離するほどの物は残っていなかったのです。
そんな私がせっせと断捨離をしていたのが実家です。思い切りよくいろんな物を捨ててしまう私の性分は父親譲りで、母は何もかも取っておきたいタイプ。父が亡き後、日に日に実家は散らかるようになっていて、帰省する度に私が片づけを買って出ていたのです。「人生がときめく片づけの魔法」の中には「捨てるものを家族に見せるな」という一項がありましたが、片付けながら、もうこれは要らないだろうと思われる物を、捨ててもいいかどうか母に尋ねると、返ってくる返事は決まって「ダメ」。そこで私は何とか工夫して片付けるのですが、数カ月後に帰省するとまた散らかっている有様です。
最終的には、これはもう要らないに違いないけれど捨ててはいけないと言われた物は、全て段ボールに詰め込んで屋根裏に仕舞い込みました。
母に断捨離させようと試みて私が学んだことは、片付けがヘタな人は捨てるのがヘタ、ということです。何もかも取っておこうとするから、何を持っているかもわからなくなってしまい、探し物にも時間がかかり、その結果ますます散らかってしまうのです。
親のふり見て我がふり直せというわけで、私自身は日々断捨離を続けています。